「独身こそ自宅マンションを買いなさい」を読んだ
沖有人著「独身こそ自宅マンションを買いなさい」を読んだ。
人に借りたのだが、前も1回読んだ気がするので流し読み。
重要なことをまとめると以下のようになると思う。
①資産性がある
②自宅マンションを
③早いうちに買う。
1. 資産性
買える物件ではなく、売れる物件を買えとの主張だ。
つまり身の丈に合った手の届く価格の家ではなく、皆が欲しがり住みたがる家を買えということだ。
資産性の第一は立地である。
都心3区で駅から徒歩4分以内がベストと挙げられている。
便利な立地でなければ売れない。
第二に築年数。
築12年以内の築浅物件が良いとされる。
RC建築(鉄筋コンクリート造)の耐用年数は47年で、住宅ローンは耐用年数いっぱいまでしか組めないことが多い。
よって、35年ローンを組むと築12年が限界となる。
第三にブランドと属性。
共用部分の充実やセキュリティに信頼が置けるタワーマンション。
その中でも比較的安い低層階や北向きの物件を推奨している。
第四に面積と間取り。
住宅ローンの面積制限があり、登記簿ベースで50㎡以上でないと住宅ローン控除が認められない。
また、今後ファミリー向けより独身向けの物件の需要が高まるとの予想から1LDK〜2LDKが望ましいとしている。
2. 自宅マンション
居住用は投資用に比べて税制と住宅ローンの面で優遇されている。
またマンション(RC造)は一戸建て(木造)に比べて耐用年数が長く、資産価値が下がりにくい。
3. 時期
早いうちに買うことを推奨している。
35年ローンで考えると、30歳で買うと65歳に返済が終わる。
定年を迎え退職するまでに返済できるように30歳がひとつの目安になる。
ただし、年収400万円以上でないと審査が通りにくくなるらしい。
(世帯年収と読み替えてもいいのか?)
以上のように、要は都心のタワマンを早く買えと言っている。
また、ライフステージに合わせて買い替えていくことも推奨している。
何にせよ資産性を見極めることが何よりも大事で、特に立地(駅近であること)を妥協してはいけないという主張だった。